流入経路からユーザーの意図を把握
Googleアナリティクスでは「ユーザーがどこからサイトにやってきたのか」を把握することができます。
例えば、GoogleやYahoo!などの「検索エンジン」から流入してきたのか、FaceookやTwitterなどの「SNS」から流入してきたのか、もしくは「広告」から流入してきたのかを解析できます。
流入経路によってユーザーの流入意図は当然異なるため、流入後のサイト内行動も変わります。
どの経路から流入してきたユーザーが「どのページをよく見るのか」、「どの程度商品を購入(コンバージョン)しているのか」、流入経路ごとの詳細データもすべて把握することができます。
流入経路と経路別サイト内行動の傾向を把握できれば、その流入経路に合わせた施策を打つことができるようになります。
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Googleアナリティクスの「集客レポート」の集客大分類「チャネルレポート」の概要を説明します(図表50)。
[図表50]
【Organic Search】自然検索のことです。GoogleやYahoo!の検索エンジンから「何らかのキーワードで検索されて流入」しています。流入キーワードはGoogleアナリティクス内の「Search Console > 検索クエリ」 で確認することができます。
【Direct】直接流入です。ブックマークによる流入が多くを占めます。DirectはURLを知っている人からの流入が多いため、リピーターの割合が高いことを示します。新規ユーザーのDirectが多い場合は「スマホアプリからの流入」や「掲示板からの流入」を疑いましょう。※題5章「集客」で後述
【Paid Search】検索広告からの流入です。主にリスティング広告からの流入であり、リスティング広告を出稿していない場合は表示されません。
【Social】SNSからの流入です。Facebook、Twitter、YouTube、Instagramなどの主要SNSは分類されますが、「LINE」など国内SNSは分類されにくい傾向にあります。※題5章「集客」で後述
【Refferral】外部サイトからの流入です。リンクをクリックすることでより具体的な「外部サイトURL」ごとのデータが表示されます。
【Email】メールからの流入です。パラメーターという技術を使ってメルマガごとに分類することにより、どのようなコンテンツがユーザーの反響が大きいのかを把握でき、以降のメルマガ戦略に活かせます。※題5章「集客」で後述
【Display】ディスプレイ広告からの流入です。ディスプレイ広告やバナー広告などの画像広告からの流入であり、ディスプレイ広告を出稿していない場合は表示されません。