タグ内の適切な文字量とキーワード量
コンテンツを作成する際に必ず設定する「タイトルタグ」、そのページの情報をあらわす「metaタグ」、コンテンツの大見出しをあらわす「H1タグ」は、検索エンジンからページを認識してもらうために重要な3大エリアと呼ばれます。
Googleは「このページは◯◯について書かれているページ」と認識をするために、特に3大エリアのキーワードを重視します。
つまり、「タイトルタグ」「メタタグ」「H1タグ」にどの程度の目標キーワードを適切に設定するのかという事は、今の「ホワイトハットSEO」では外すことができない重要な要素になっています。
ここでは、各要素の適切な文字量とキーワード出現回数を説明します。
WordPressで1章で紹介したプラグイン「All In one SEO Pack」をインストールしている場合は、投稿画面の下部で設定できます。
[図表191]
タイトルタグ
文字数:全角32文字(スマホの場合は全角40文字)
キーワード数:目標キーワードを2回まで
タイトルタグは全角32文字以内に設定しましょう。これは、検索結果で表示された際にタイトルがすべて表示される文字数です。
[図表192]
文字数が長すぎる場合はタイトルが途中で省略されてしまい、そのページが何について書かれているのかが判断しにくくなります。
このタイトルはクリック率に大きく影響が出る部分です。クリックをしたくなるような魅力的なタイトルを心がけましょう。
また、狙っている目標キーワードは「2つ」までが推奨されています。3つ以上になると「キーワードの詰め込みすぎ=スパム」と判断される恐れがあります。
メタディスクリプション
文字数:全角120文字(スマホの場合は全角70文字)
キーワード数:目標キーワードを2回まで
[図表193]
ページの説明を記した部分です。ユーザーはタイトルだけでは判断しにくいページ内容を、このメタディスクリプションに記載の説明を参考にして流入を検討します。
タイトル同様、文字数が長すぎる場合は説明文が途中で省略されてしまいます。
なお、メタディスクリプションを自分で設定していない場合は、Googleがページ内容より自動的に文章を作成します。
メタディスクリプションはSEOに直接的な影響はないと言われる部分ですが、内容次第でクリック率に大きく影響が出る部分です。必ず文字数内に抑えるよう調整しておきましょう。
メタディスクリプションも狙っている目標キーワードは「2つ」までが推奨されています。3つ以上になると「キーワードの詰め込みすぎ=スパム」と判断される恐れがあります。
H1タグ
文字数:特に制限なし
キーワード数:目標キーワードを1回まで
[図表194]
H1タグはそのページの大見出しになります。原則として1ページに1つのH1を設定します。
H1に文字数制限はありませんが、長すぎるとページの説明がユーザーに伝わりにくいため、端的に書くことが理想です。
また、目標キーワードは1回までに抑えましょう。H1タグに目標キーワードを2つ以上設定するとスパム扱いされるリスクが高まります。
各要素のキーワードの詰め込み過ぎに注意し、検索エンジンからもユーザーからも評価される内容を心がけて作成しましょう。